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世直しご家老珍道中
対象:一般向け / 時間:50〜60分 予算はカツカツ、義は満タン。 笑いと涙の世直し珍道中。 Budget on fumes, honor on full. A laugh-and-tear-fueled justice romp to set things. 【あらすじ】 川越城下の長屋育ち・長助、まさかの「助さん募集(身分・経験不問)」に合格して“七代目助さん”に。お供は、印籠係に徹する合理主義の“格さん”と、どこかズレた威光を放つ“ご家老”松平則近。三人組の世直し珍道中は、道中茶店での人助けから、毒舌と物忘れが交錯する騒動まで、笑いの種に事欠かない。 やがて一行が辿り着いたのは、中山道の整備で人馬と金の負担を強いられ、名主と百姓が対立し始めた村。印籠の威光が通じない“民の怒り”を前に、長助は「お上の正義」と「暮らしの現実」のあいだで奮闘する。口先の権威でも刀でもなく、茶一杯とまっすぐな言葉が、こじれた心をほどいていくのか――。 “ご老公気取り”のご家老、“給金至上主義”の格さん、“町人上がり”の助さん。三者三様の世直しが、皮肉と笑い、そし
17 分前
文七元結
対象:一般向け / 時間:60〜70分 手放した手が、縁を結ぶ。 元結一本、江戸は温かい。 The hand that lets go ties the bond. One motoi cord - and Edo is warm. 【あらすじ】 江戸・両国。 腕は立つがツキに見放された職人と、店の大金を落として途方に暮れる若い元結(髪を束ねる紐)の職人・文七。 年の瀬、川風の冷たい橋の上で出会った二人は、互いの「もう戻れない」事情を抱えていた——ひとりは娘を遊里から取り返すための五十両、もうひとりは店を潰しかねない預かり金。 絶体絶命の夜、思いがけない“手放し”が、誰かの明日をつなぎ直す。 金は巡り、義理と人情が行き交う江戸の町。やがて「元結」は、ただ髷を結ぶ紐ではなく、縁と約束を“もとい(元結)”に戻すしるしとなって——物語は、軽やかな笑いと温かな余韻で結ばれる。 Edo, Ryōgoku. On a year-end night, a skilled yet down-on-his-luck craftsman crosses paths
4 日前
佐渡の恋唄
対象:一般向け / 時間:50〜60分 暖罪は海で隔てても、想いは渡る。 佐渡風に乗れ、恋唄よ。 The sea may divide the condemned, yet feelings cross. Ride the Sado wind, O love song. 【あらすじ】 新潟県西方沖に位置する「佐渡島」 金や銀が採取できる鉱山が豊富で、幕府直轄の領土として栄える一方で、奈良時代より流刑地として定められており、数々の罪人が「島流し」としてこの島に送られていた。浅吉もその一人で、刑期満了を翌月に控えていた。ある日、浅吉は佐渡で出会った男・秀吉に言伝を頼まれる。秀吉は胸を患っており、自分の死期を感じていたのだった。 それから一年後…… 江戸の呉服問屋「近江屋」は以前のような賑わいを取り戻していた。 数年前、奉公人であった秀吉にお店のお金を盗まれてしまったことが原因で評判が地に落ちてしまったのだ。主の源兵衛が病で亡くなったりと一度は店を畳む寸前まで追い込まれていたが、女将のお勝や他の奉公人たちの頑張りにより、今では以前よりも繁盛する大店とな
11月9日
暖簾の絆
対象:一般向け / 時間:50〜60分 暖簾は味の証、家の約束。 一杯の湯気が、心をほどく。 The noren is the seal of flavor, the promise of home. The steam from a single bowl unknots the heart. 【あらすじ】 江戸・下町。 蕎麦職人の喜助は腕利きだが、女房を亡くしてから酒と博打に沈み、店の暖簾も心も色褪せた。 娘のお峰は、手拭いを麺棒代わりに稽古を重ね、かつての味と家の誇りを取り戻そうとする。 気を配る大家・お金、将来を誓う若旦那・仙太郎——支える手はあるのに、喜助は素直になれない。投げられた言葉は時に棘となり、暖簾は外され、家族は散りかける。 月日は流れ、店先にふと現れた来客が、止まっていた時を揺り動かす。 飢えた者に差し向ける一杯、胸の底に沈めた後悔、そして“家”に帰る道しるべ。 暖簾はただの布ではない。守るべき味、継ぎたい心、交わした約束のかたちだ。 湯気の向こう、かつての香りがそっと立ちのぼる——家族の絆は、今日も温かい。 Edo—shi
11月5日
帰り灯の里
対象:一般向け / 時間:50〜60分 相呼ばれたのは、遺言か、祈りか。 死んだはずの“お父つぁん”が、まだ灯してくれる。 Was it a last will, or a prayer? Even after death, "father" is still giving us light. 【あらすじ】 長男は立派な侍、次男は大店の奉公人、長女は名の知れた小料理屋の若女将。 それぞれ立派に成長した子供達の元へ、ある日便りが届く。「おとっつぁんが亡くなった。すぐに帰って来い」 故郷で久しぶりに揃った3人の子供達の目の前に現れたのは・・・? あなたは、死神を見たことがありますか? 毎日を必死で生きる人達への応援歌ならぬ、応援芝居。 The eldest son became an upstanding samurai. The second son serves as a clerk in a prosperous merchant house. The daughter is now the young proprietress of a we
10月29日
浪花の恋
対象:一般向け / 時間:50〜60分 浪花に残すのは、情か明日のしあわせか。 娘を送り出すその瞬間、家族になる。 Which do you leave in Naniwa --- your love,or her tomorrow? In the moment you let her go, you become a family. 【あらすじ】 大阪・道頓堀。 櫛職人の伊平は、拾った娘・お美江を自分の娘として育ててきた。 口は荒いが情は深い女房気質のお熊がそばにいて、三人はまるで本当の家族のように暮らしている。 そこへ江戸から小間物屋奉公人の清吉がやって来る。櫛の買い付けだけではない。彼は静かに言う——「お美江さんを江戸へ連れて行きたい」。 娘を思う男、男を支える女、そして自分の居場所を見つめる娘。道頓堀と江戸、情と未来、そばにいたい気持ちと幸せになってほしい気持ちが交差し、三人の胸に揺れが走る。 別れることは不幸なのか。それとも、愛のかたちなのか。浪花の川面に灯るのは、たしかなぬくもりと、まだ言葉にならない約束。 Osaka, Dōtonb
10月29日
男街道
対象:一般向け / 時間:50〜60分 相身互いが、道になる。 誇りか、明日かーー歩く先に答えはある。 Mutual aid becomes the road. Pride or tomorrowー the answer lies where you walk. 【あらすじ】 傘張り職人・友次の長屋先に、旅姿の娘・小糸が倒れる。 腹を空かせた彼女が探すのは、三年前に姿を消した父——後藤平八郎。 届け仕事に向かう途中、関西訛りの流れ者・瓢六が転がり込み、白飯ひと椀と「相身互い」のひと言が、見知らぬ者同士の懐を近づける。 近江から江戸へ、恩と借り、侍の面目と家族の明日が交錯し、三人の道は思いがけず一つに重なっていく。世間の目か、娘の手か。誇りか、暮らしの糧か。 答えはまだ出ない。ただ、歩くほどに“男の街道”はくっきりと浮かび上がる。 Outside the nagaya of Tomoji, an umbrella mender, a traveling girl named Koito collapses from hunger. She is
10月22日
井澤弥惣兵衛 ~紀州の藩士~
対象:一般向け / 時間:60〜70分 民を想い、川を拓く 実在の藩士・井澤弥惣兵衛の生涯をもとに描く、感動の時代劇! 【あらすじ】 時は江戸中期、紀州の片田舎―― 繰り返す水害に苦しむ村で、武士・井澤弥惣兵衛は立ち上がった。...
5月4日
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