巡礼歌
- 劇団紀州
- 7月23日
- 読了時間: 1分
対象:一般向け / 時間:60分
名もなき者の、名もなき忠義。
巡る命と祈りの先に、静かに灯るひとすじの光。
【あらすじ】
江戸・旗本小暮家。
奉公人のすて八は、屋敷に渦巻く欲と打算の只中で、密かに女中すみの行く末を案じていた。
欲深い主・順之助は、自らの出世のために、すみに冷酷な決断を迫る――
その一部始終を見つめていた、名もなき者たちの、小さな決意と、大きな祈り。
失われた命、託された未来、そして巡る想い。
ひとつの屋敷を舞台に、静かに歌われる巡礼の詩。
これは、誰にも知られず散っていった者たちの、もうひとつの忠義の物語。
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