top of page

会津の小鉄

☆ものがたり☆




『会津小鉄』

本名:上坂仙吉


幕末から明治維新にかけての動乱の時代。関東の大前田英五郎、東海の清水次郎長と並び称された大侠客。


彼がここまでの大親分になったのは、決して表には出てこない、ある一人の女性がいたからである。


これは仙吉が男を売り出すまでの物語。






舞台は京の都


名張屋新造の島内と知りながら筵掛の小屋で賭場を開いていた仙吉。


そこへ新造の身内、“達磨の長助”が文句をつけにやって来る。喧嘩口論となり仙吉の投げた石が長助の頭に命中した。当たり所が悪かったのか、そのまま長助は息絶えた。



 


その頃仙吉を訪ねて江戸よ会津部屋・政五郎貸元の身内、“般若の直吉”がやって来る。


女房お吉が出迎える中、顔にアザを作った仙吉が帰って来た。

直吉から政五郎親分の言付けを聞き、お吉と共に江戸に向かう腹積もりになるのだが、そこへ兄弟分を殺されいきり立った新造の身内、“定”がやって来る。


小気味のいいお吉の啖呵に圧倒され一度は引き揚げるのだが、島を荒らされ身内を殺られた名張屋新造がこのまま黙っているはずもない……





惚れた男の出世を切に願う女房お吉。

仙吉を男にする為お吉がとった行動は…


閲覧数:647回

関連記事

すべて表示

昔々、あるところにお爺さんとお婆さんが住んでおりました。 お爺さんは山へしばかりに、お婆さんは川で洗濯に。 すると川上から大きな桃がドンブラコ、ドンブラコ。 お婆さんはその桃を拾って帰り、桃を食べようと割ってみるとなんと中から男の子が! 桃太郎と名付けられた男の子は鬼退治に鬼ヶ島へ向かいます。 今日はその出立の日・・・。

どこにでもいる幸せそうな若い夫婦。 しかし、二人は訳ありで、江戸から上州に逃げてきた身。 そしてその二人をヘビのように執拗に探し、追いかけてくる黒い影が・・・。

bottom of page