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くすり屋の土産


ものがたり




大阪・堂島で「横井薬品」という漢方薬中心の薬種問屋を営んでいた横井光一は娘二人に会社を譲り、和歌山で隠居していた。跡を継いで社長に就任した姉・清子と専務に就いた妹・恵子。二人は力を合わせて、父が築き上げた会社を仲良く切り盛りしていた。





昭和40年のある日、光一は久しぶりに大阪の会社を訪ねる。この度、阪和自動車道が作られることが決まり、それにあたって自身の所有する蜜柑畑を売ることになったのだ。その金額 4800万円ーー

そのお金を娘二人に譲ろうと、光一は大阪を訪ねてきたのだった。突然の来訪に驚く清子であったがこれを心良く出迎える。


だが清子の様子がどうにもおかしい。清子だけでなく従業員もよそよそしかった。

その理由を光一はすぐに知ることとなる。



実は、恵子が同じ会社の従業員・中川と恋仲になり、駆け落ちしていたのだった。

しかも二人の間には既に子供がいた。

そんな大事なことをよりによって取引先の製薬会社の社長から聞かされた光一は激しく清子を責めるが清子は清子で妹や父に対する不満をぶちまける。

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