
【師匠便り】令和2年9月2日
暑さを避けて涼しさを味わう今日この頃、皆様方におかれましてはいかがお過ごしでございましょうか。
7月下旬辺りから、和歌山のほうでも、新型コロナウイルスの感染者数が増えたというニュースを耳にして、先月8月の1ヶ月間、自粛をさせていただきました。
この自粛期間は、演劇・劇団の在り方、コロナとの向き合い方など、色々考えておりました。考えることは大切ですが、考える時間が増えると、おおかたよくないことばかり考えてしまうものです。そんな中、先日の安倍首相の会見を見ました。志半ばで総理大臣の職を辞することになったと、目に涙を浮かべながら会見なされた首相のお姿を見て、私も涙致しました。『潰瘍性大腸炎』を患いながら、全身全霊をかけて、国家国民のために奮闘なされた安倍首相には「お疲れさまでした」という言葉しかでません。どうかゆっくり養生されて、体調回復に努めていただきたいと思います。
首相の頑張った姿を見て、心から日本に生まれてきたよかったと、日本人であることを誇りに思う次第でございます。
どんなに科学技術が進歩して暮らしが豊かになったとしても、根本的な人間の暮らしというのは変わってはならないと思うのです。文化伝統を重んじ、四季を感じ、侘び寂びを愛し、
礼節や品格を大切にし、親子の情愛や兄弟愛、友人やご近所への思いやりの心、などの古来より受け継がれてきた日本人ならではの感性・美学、これを大事にしなければならない。
日本の片隅にある小さな劇団ではございますが、この素晴らしさをお芝居を通じてもっと伝えていかなければならないと改めて感じ、台本作りの創作意欲が湧く今日この頃でございます。
この1か月、われわれのお芝居を心から楽しみに待って下さったお客様、大変お待たせいたしました。いよいよ、明日9月3日より公演再開です。
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
感染防止策と
お客様へのお願い
《当劇場での感染防止策》
●劇団関係者は毎日検温しております。
●全スタッフはマスク着用。一部はゴム手袋着用で対応させていただきます。
●木戸(受付)には飛沫感染防止用ビニールシートを設置しております。
●入口及び施設内に手指の消毒設備を設置しております。
●厠(トイレ)では共通のハンドタオルをやめ、ペーパータオルを設置しております。
●座席は対人距離をとるため、来場者間の空席を確保しております。ならびに演者の発声による飛沫感染対策として、前方席をあけております。
●お客様が直接触れる機会の多い手すり、ひじ掛けなどは毎日除菌作業をおこなっております。
●開場・休憩時には入場口や客席扉を開け、換気させていただきます。
●ブランケット、背もたれの貸し出しを休止します。
●木戸(受付)での飲食物の販売は控えさせていただきます。
●釣銭は手渡しせず、トレーにおかせていただきます。
●従来の握手を伴う送り出しを中止し、演者一列に並んでのお見送りをさせていただきます。
●混雑時の入場制限を実施させていただくことがあります。
《お客様へのお願い》
●発熱や、咳、咽頭痛などの症状がある方や、体調が優れない等の感染が疑われる場合はご来場を遠慮いただきますようお願いいたします。
●劇場敷地内は マスクの着用 をお願いいたします。
●入場時に消毒液で、手指や手首の 消毒 をお願いいたします。
●お客様どうしでの 飲食物(お菓子等)の交換 は控えていただくようお願いします。
●杮会員(ファンクラブ会員)以外のご来場のお客様には 連絡先の記入 をしていただきます。